鬼畜!!死の天使メンゲレによる双子実験
”悪夢の始まり”
人体実験の話をする上でさけて通れないのがヒトラー率いるナチス・ドイツ軍による生体実験だ。
ヒトラーは、金髪碧眼のアーリア人を優秀な人種。そして、ユダヤ人を人間として劣ると考えていた。
その、ユダヤ人を利用して様々な残虐非道な実験を企てた。
今回の記事で紹介する死の天使メンゲレもヒトラーの部下の一人で、アウシュビッツ強制収容所に着任し主任医官として働き始める。
”メンゲレ双子の研究に興味を持つ”
メンゲレは、双子誕生のメカニズムが理解できればアーリア人の出生率をあげられると考えたのだ。
集めた双子には特別な待遇を施した。
おいしい食事や暖かいベッドを用意した。ときには、バイオリンを演奏したり収容所内をドライブもした。
はじめは、双子を観察するだけだった。
双子の子供の顔・手・足・性器を精密に測定し始めた。
しかし、次第にエスカレートしていく・・・・・
”恐怖の実験開始・死の天使誕生”
メンゲレは、集めた被験者を「モルモット」と呼び これまでのやさしい姿から一変。死の天使の誕生だ。
実験其の1:瞳の色を人工的に変更
彼は、双子によって瞳の色が違うことに注目した。
そして、化学染料を注入し人工的に瞳の色を変える実験を行った。
50組以上の双子が被害にあい全員が感染症による失明。視力を失ったこどもたちはその後ガス室送りとなった。
実験其の2:人工的にシャム双生児を製造
双子の臓器は共有できるのか?と、メンゲレは考えた。
その課題を検証するため悪魔のオペが行われる。
それぞれ上半身を持つ双子を一人分の下半身に縫合したのだ。
多くの双子が即、命を落とすなかこの双子は命をながらえた。
メンゲレは実験成功した!と喜んだが、この双子は感染症に陥ってしまう。
感染症に陥ったことをメンゲレは知ると彼女たちの両親のもとへ返す。
両親は無残な姿で苦しむ我が子に耐えきれず窒息死させた・・・
”敗戦・メンゲレの逃亡・不思議な出来事”
これほどまでに残忍な実験を行ったメンゲレだが逮捕はされていない。
敗戦後、証拠隠滅のため自身の研究所をダイナマイトで爆破しアルゼンチンやパラグアイ、ブラジルへ逃亡した。逃亡先でも実験に手をそめながら・・・
結局、彼は裁判で裁かれることなく79年ブラジルで海水浴中に心臓発作で他界。
不思議なことに、彼が住み始めてからあるブラジルの街では世界平均の約10倍、20%の確率で双子が生まれるという現象が起こった。
これが、メンゲレと関係あるのかどうかは未だ謎に包まれている。。。